心の休憩をしたい日に
「あ~、今日も一日よく働いた。ちょっと寄り道して、自分に“ご苦労さま”してから帰りたい」。そんなこと思う時、ありますよね。そんな夜に女性一人でも気軽にお酒と料理が楽しめるお店があるのが、知られざる芦屋暮らしの魅力です。
前にも書きましたが「女性1人でも入りやすいお店」の定義の5つ。
①夫婦で経営している。
②カウンターがある。
③女性スタッフがいつもいる。
④1品+1杯で満足できる。
⑤お手軽価格。
これをほぼ満たしているのがJR芦屋駅から南へ徒歩5分、国道2号線沿いにある「ダイニング心」です。「串工房」と看板に書いてありますが串カツだけでなく居酒屋メニューもあります。ちょっと心の休憩をして帰ろうかなと思う日にサクッと寄り道しているお店です。
このお店のいい所は、「ご近所さんと友達になれる」こと。近所の常連さんが多くて、アットホームな雰囲気満点なので、ちょっと人恋しい時や、ダンナが出張で家に帰ってもおしゃべりできる人がいない時などに、サクッと飲み食べしながら、心の休憩をして帰るのにうってつけのお店です。
店内にはL字型のカウンターとテーブル席が2つ。常連さんに人気があるのはカウンターで、ひとりふたりと来店しては、このカウンターの空席に座って、おしゃべりや食事が始まっていくのがいつもの風景。
そんな中に身を置いていると、仕事で疲れた心身が次第にほぐれていくのが分かります。
ひでちゃんと呼ばれている店主の仕切りに身をゆだねながら、晩ごはんをガッツリ食べる人、飲みながらスマホを見ている人、マスターと野球の話をする人、そしてそんな風景にほっこりしながら日本酒を飲む私という感じですね。
意外な出会いが生まれる店
このお店で1人飲みしていると、意外な出会いがあるのも楽しみの一つ。
この夜は、テーブル席で女性2人が飲みながら日舞のお話をしていました。私は趣味で民謡をしているのでこの2人の会話が気になり、店主の許可をもらって、お二人に話しかけてみました。
するとお一人は日舞の名取、もうお一人はなんと某演歌系大手レコード会社の演歌歌手でした。
お二人ともご近所さんのようで、この日は日舞のお稽古帰りに飲みに来られたのでした。あっと言う間に打ち解けて、名刺交換をして踊りや歌の話で大いに盛り上がりました。
お二人の様子を拝見して、私ももっと元気に陽気な人生を送りたいと思いました。
財布に優しく、毎日でも通えます
さて、お店のことに話を戻しましょう。
このお店の人気メニューは、ここは、「おまかせ串カツ5本+ワンドリンク」または「3種のおつまみワンプレート+ワンドリンク」で980円のサービスセットです。
まずはこれをいただいてから、その日の気分でお料理やお酒を追加注文します。
サービスセット:おまかせ串カツ5本+生ビール。付き出しは、たこわさのごま油がけ。
焼酎や日本酒も豊富に置いてあるので、その日の気温や好みによって飲み分けています。
この日は、ようやく酷暑が去りちょっと涼しくなったので、久しぶりに日本酒を飲みたくなりました。
大好きな日本酒をマイペースで飲む。これぞ至極の時間です。
会社関係の飲み会だと、お酒を楽しむと言うよりもコミュニケーション重視、上下関係に気を使う方が優先になりますので、本当にお酒を楽しみたいなと思う時は一人か、気の許せる友人と行くのが良いなとしみじみ。
ちなみにご予算は、ちょい飲みとお料理で2,000円程度です。
ヘルシーで美味しい一品料理
肝心のお料理は、ヘルシーで女子好みのものがラインナップされています。私がよく注文するのは、「アボガドなめたけおろし」、「山芋ふわふわ焼き」など。気に入ったお料理は作り方を聞くと気軽に教えてくれるので、「やった、自宅でプロの味が味わえる」と思いますが、実際には一度も作ったことはなく、やっぱりここで食べちゃいます。
贔屓の一品、アボガドなめたけおろし。
山芋ふわふわ焼きは、驚くべきふわふわ度。
海鮮オイスター炒めはボリュームたっぷり。どの品も、 男性が満足できるように量が多いのが嬉しいやらアブナイやら。
テイクアウトもできるので、「卵たっぷりチャーハン」を旦那さんの晩ごはん用にお持ち帰り。プリプリのエビ、焼き豚の細切れがたくさん入ってボリュームも満点。まさに男飯って感じ!
宮塚町にオープンして11年目になるそうですが、これからも地元の人に愛されるお店として頑張って欲しいものです。