『淡路の漁師町、室津の勇壮な秋祭り「しゃ〜んとこい!」』ツアーレポート

淡路島の西海岸に位置する淡路市室津。秋を感じる島の秋祭りツアーの様子を、神戸市北区の里山から参加した島&都市デュアル神戸市暮らしナビゲーターの鶴巻耕介がレポートします!

高速を降りると広がる海景色。

台風も無事過ぎ去り、晴れ渡った空が広がる10月7日(日)。
淡路島を縦断する神戸淡路鳴門自動車道「北淡IC」を降りて数分。そこには昔ながらの漁村がありました。私は普段里山に住んでいるので、こうして浜風を感じるとそれだけでワクワクしてしまいます。

室津漁港

本日は淡路市内の人だけでなく、大阪から足を運んでくださった人たちもいます。
ツアーのガイド役は、淡路市暮らしナビゲーターで、室津で生まれ育ち、現在は子宮リズムエステなどの活動をしている竹谷さんです。よろしくお願いします!

始まる前から疲れている手前の少年。頑張れ!

 

 

3つのだんじりが集まる大迫力の八幡さん

それではスタート! いきなり目に飛び込んできたのは心躍る風景!
ここは、秋祭りのメイン会場「室津八幡神社」の境内にあたる場所で、露店が立ち並びます。

中でも『池田のピンス焼』というベビーカステラ風の焼き菓子の半熟のクリームが絶品なんだそうですが、ずっと人が並んでいたので結局買えず・・・。いったいどんな味だったんだろ…?

その他のみなさんは、このだんじりで町を練り歩くのだそうです。3台が並ぶと、壮観ですね。

お宮さんを巡るまち歩き

八幡神社で神様にご挨拶した後は、室津のまち歩きです。この室津だけでも7か所ものお宮さんがあるというので、早速巡りに行くことにしました。

亀発見!

お宮さんも発見!草がきれいに刈られていて、地元の人が大切にしていることが感じられます。

小道に入ると、あっという間に山の中に入っていきます。

こちらが集落のいちばん奥から見える景色。きれいですねえ。

ここからさらに舗装されていないけもの道を上がっていきます。
この上にもお宮さんがあるそうな。地元民しか知らない、まさにヒミツのお宮さんです。

…のはずでしたが、道がない!?
今年立て続けに起きた台風で崩れてしまったのでしょうか。
普段簡単に見つけられるはずの石の階段を最後まで発見できず。
狐の仕業に違いない…。
こんなハプニングも、ツアーの思い出を色濃くしてくれます。

魅力的な山と海の距離と、魅力的なご飯タイム

気付けばもう13時!お腹が減りました。
室津の海の幸を食べようと意見が一致して、高速下山。

そして山からわずか20分で目の前に広がる海!
こんなに山と海が近い場所もそうそう無いのではないでしょうか。
これは羨ましい!私のまちにも海がほしい!

本日のお昼ごはんをいただく「うおたけ鮮魚店やけんど 海鮮どんや」というユニークな名前の食堂に到着。文字通り、鮮魚屋さんが開く海鮮丼屋さんです。大人気のお店で、30分以上の待ち!お腹減ってるのに…というわけで、待っている間に八幡さんで次の催しを見に行こうということになりました。が、1名の少年がもう動きたくないと言うので、いったんお店の後ろの海で待機する組と八幡さん組に分かれることに。

そりゃあここにいたくなりますね。

室津の秋祭りツアー

八幡さんに戻った組は、だんじりのこんな姿を堪能!
そして再び急いで食事場所へ!

こちらが海鮮丼。説明不要の存在感。う、うまかった…!

お腹の中にいた時のような、居心地のいい所。

ツアーの最後は腹ごなしに、だんじりの後追いです。

と思いきや、ご一行は山の頂上で休憩していて後追いできず…。
こうして予定通り進まないのもリアルで、またいいかもです。

浜風、そして山を抜ける風、新鮮な海の幸、地元のライブなお祭り。
室津の魅力をたっぷり感じる1日でした。

最後にガイドしてくれた竹谷さんに聞きました。
「竹谷さんにとって室津はどんな場所ですか?」

「私にとって室津とは、生まれた時から大きくなっていく姿を見守ってくれた『ふるさと』であり『原点』。お母さんのお腹の中にいた時のようなあたたかな居心地のいい所、そしてどんな私であっても受け入れてくれ、何かあって傷ついたとしても帰ってこられる場所かな。ここがあるから、いろんなことにチャレンジしていけるんだと感じています」。

竹谷さんの今を支える室津。本当に楽しく奥深いまちでした。
ぜひみなさんも室津に足を運んでみてくださいね!

この暮らし体験のナビゲーターについて

鶴巻耕介

お住まいのエリア:神戸市北区
職業・所属など:つるまき農園 園長

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