淡路島上空のドローン映像あり!『ドローンで遊びつくす!』ツアーレポート

淡路市の里山パーク「淡路島マンモス」で、最先端テクノロジー「ドローン」を学び&遊びつくすツアーの様子を、島&都市デュアル洲本市暮らしナビゲーターのウエダシホがレポートします!

2万坪の巨大里山パークが今回の学び&遊び場

風がなく穏やかな秋を感じる11月18日(日)。神戸淡路鳴門自動車道の津名一宮ICから約10分。淡路市ののどかな田園風景を眺めながら車を走らせた後、山を少しだけ登った先にある「淡路島マンモス」が、今回のドローンツアーの舞台です。

淡路島マンモスでドローンツアー

マンモスの名の通り2万坪の巨大な敷地には、土のまま舗装していない道や山を切り開いたような坂、そして手作り感あふれる看板でいっぱい! 大人も子供も丸ごと自然を楽しめるような、とってものびのびできる場所です。

淡路島マンモスでドローンツアー

最初は、「こんな自然たっぷりの野山の中で最先端技術のドローンに触れるなんてシュールだなぁ…」と思っていたのですが、それは私の認識違いだったみたい。

最先端技術のドローンは、淡路島と好相性!

この日の参加者は男性5名、高校生1名、小学生2名の計8名。淡路市の方をはじめ、神戸市、西宮市、大阪府、そして岡山県からも、この日のためにとお越しくださったそうです。

淡路島マンモスでドローンツアー

講師は2016年に東京から淡路島に移住した佐々木邦明さんで「株式会社ソーシャルドローン」を経営しているドローンのプロフェッショナル! まずは、知っておきたい基本的なレクチャーからスタートです。

淡路島マンモスでドローンツアー

レクチャーが始まってすぐに、里山とドローンの相性がいい理由がわかりました。ドローンは機体の重量が200gを超えると航空機の扱いとなり、高い建物や人口の多い都会では飛ばせないエリアが多く、申請の必要もあるなど、安全に飛行させるためのさまざまなルールがあるそうです。

淡路島マンモスでドローンツアー

つまり、空と大地が広い淡路島は格好のドローン広場! 佐々木さんは「淡路島では99.9%の場所でドローンを飛ばせます」と教えてくれました。確かに私も、淡路島関連のホームページなどでよくドローン映像を見るなぁと思っていたんですよね!

佐々木さんは、淡路島の名所の伊弉諾神宮や沼島などを撮影したドローン映像も紹介。「どのようにして撮ったの?」など質問が飛びます。

ドローンの基本操作をレッスン

さて、はじめは軽量でコンパクトなドローンからレッスンです。「繊細な操縦が必要なこのドローンでコツをつかんで欲しい」と佐々木さん。

淡路島マンモスでドローンツアー

実は、高価なドローンは高度な制御テクノロジーが組み込まれているので操縦はむしろ簡単なのだそう。この小さなタイプに慣れておくと、どんなドローンでも上手くなるそうです。

淡路島マンモスでドローンツアー

子供達も目の前のドローンに触りたくてウズウズ。さすが遊びのプロ、あっという間に上達していきました!
「ドローンは近年身近になってきたものなので、子供も大人も同じスタートから始められる面白さがある」という佐々木さんのお話にも納得でした。

淡路島マンモスでドローンツアー

ドローン操縦のポイントは高さを操ること。屋外へ出て高さの感覚をつかんでいきます。
みなさん、ドローンを見る目は真剣そのもの。

淡路島マンモスでドローンツアー

少しずつ、慣れてきたみたいですね?
では、もっと広いところで思いっきり飛ばしてみましょう!

 

いよいよ、大空の飛行にチャレンジ!

「じゃあ、もっと広いところで飛ばしてみましょうか」と案内された先にはドーンと広がる田園風景!

淡路島マンモスでドローンツアー

会場である淡路島マンモスは、宿泊施設・パーク・農園を運営する広大なフィールド。普段は「森のようちえん」という子供の野遊びパークや、大人たちのアウトドアフィールドとして利用されているそうです。

淡路島マンモスでドローンツアー

今日は、風がなくて日差しもやさしい絶好のドローン日和。なんだか思いっきり飛ばしたくなってきました!

淡路島マンモスでドローンツアー

山中をスイッ~と飛ぶドローンたち。その動きはまるで鳥のように滑らかで美しく、ポカンと見上げてしまいます。
淡路市からの参加者は、普段海辺でマイドローンを飛ばしている時、トンビなどの鳥たちに襲われそうになるんですって! 鳥たちもドローンの登場にびっくりしているのかもしれませんね。

淡路島マンモスでドローンツアー

そして、数万円、数十万円、百数十万円…!と操縦するドローンが次々と高価なものになっていき参加者の皆さんも思わず真剣、さらに興奮!

淡路島マンモスでドローンツアー

高価なものほど制御機能が組み込まれていて、コントローラーから手を離すとその場で止まってくれるそうです。ですから佐々木さんも「うまく操縦できずにパニックになったら手を離してくださいね」と声をかけます。

淡路島マンモスでドローンツアー

次々と登場する種類の違うドローンたち。このドローンは、追従機能がついていて、認識した人の顔を追いかけるように飛んでくるそうです!思わず「オーーッ!」と笑顔に。

ドローンで夢を叶える

空高く悠々と飛んでいるドローンをみながら、みなさんに聞いてみました。
「ドローンをうまく操縦できるようになったら、何がしたいですか?」

淡路島マンモスでドローンツアー

岡山県からご自身のマイドローンを持って親子で参加されたのは、なんとプロのカメラマンの方。これから仕事に役立てたいと思い基本的な動かし方を学びに来たそうで、操縦中のコントローラーにスマホを取り付けて、ドローンからの映像を見せてくれました。息子さんの操縦もこのころには慣れたものになっていましたね。

西宮市から自転車でお越しの方は「故郷の奄美大島の風景を、いろんなところから撮ってみたい」という素敵な夢をお持ちでした。被写体が同じ島ということで、これからもドローンの練習はぜひ淡路島でどうぞ!

淡路島マンモスでドローンツアー

そして、船舶操縦士だったという方。今は、ゲストハウス開業を目指して関西一円を視野に物件を探し中で、「ゲストハウスの周りをドローンで空撮して広めたい」とのこと。もちろん淡路島も候補地だと教えてくれました。開業が待ち遠しいです!

神戸市からの男性は、自転車やカメラにも詳しくて多彩な趣味をお持ちの方。「自転車仲間と走る映像を撮ってみたい」のだそうです。近年、サイクリングロードとしても注目されている淡路島ですから、山越えや海沿いの風景をバックにぜひ撮影してくださいね。

淡路島マンモスでドローンツアー

スタートから約3時間、あっという間にドローンツアーは終わりの時間に。「ドローンの業界はつながりを大切にしているので、今後も質問などあれば聞いてくださいね」という佐々木さんに、みなさんまだまだ相談したいことがおありのよう。とっても名残惜しそうな様子でした。

淡路島マンモスでドローンツアー

ツアー最後の記念撮影はもちろんドローンで。ドローン被写体になるのは、みなさん初めての経験だったかもしれませんね。グーンと数百メートル先まで飛んでいくドローンからの映像で、豊かな自然に包まれた淡路島上空の風景をどうぞご覧ください!

では、ドローンムービー、スタート!!

今回は、小型のトイドローンから、条件によっては申請が必要な高度な機種まで、幅広い種類のドローンに触れることができたツアーでした。

「どのドローンが楽しかった?」と聞くと、子供達の答えは「全部!」

今やドローンは、観光振興や農業分野への活用も進む最先端テクノロジーのひとつ。今後ますますドローンによる地域を元気にするアイデアが生まれていきそうですよね。

私も、自由に飛び回るドローンのような視点で、淡路島のいいところをもっと見つけていきたいな、と思った1日でした。

この暮らし体験のナビゲーターについて

ウエダシホ

お住まいのエリア:洲本市
職業、所属など:デザイン&コピー

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